転生モブ令嬢は、死ぬ予定でした 王太子から溺愛されるなんて、誰か嘘だと言って!
引き攣った笑みを浮かべながら彼女の口からその言葉が紡ぎ出されるのを待っているとーーティナは顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにポツリと呟いた。
「あのね。私……。陛下を、お慕いしているの……」
ヒロインの唇から衝撃的な発言を聞いたユキリは、叫びたい気持ちでいっぱいになった。
(出たー! “初恋の彼は王子様”イベント!)
それはティナが殿下を好きだとロンドに打ち明けたことで始まる、ヤンデレルートへのフラグが立つシナリオだ。
(なんでモブの私に、相談してきてんだろ……?)
ティナが相談する相手を間違えているのは、疑問でしかないが……。
本来この場に居合わせるのが、ロンドだと思えば合点がいく。
(このまま進めてもいいのかな……。一応、ユイガにはロンドを連れて来るように、伝えてあるけど……)
ユキリは一抹の不安を懐きながら、屋上に繋がる扉の外でロンド達がこちらの会話を耳にしていることを願い、彼女の話に聞き入る。
「ユキリちゃん、殿下に気に入られているから……」
「へ!? ないない!」
「わたし、すごくショックで……」
ティナは悲しそうに目を伏せた。
(ぴえんなヒロインも、超かわいい! じゃ、なくて……!)
「あのね。私……。陛下を、お慕いしているの……」
ヒロインの唇から衝撃的な発言を聞いたユキリは、叫びたい気持ちでいっぱいになった。
(出たー! “初恋の彼は王子様”イベント!)
それはティナが殿下を好きだとロンドに打ち明けたことで始まる、ヤンデレルートへのフラグが立つシナリオだ。
(なんでモブの私に、相談してきてんだろ……?)
ティナが相談する相手を間違えているのは、疑問でしかないが……。
本来この場に居合わせるのが、ロンドだと思えば合点がいく。
(このまま進めてもいいのかな……。一応、ユイガにはロンドを連れて来るように、伝えてあるけど……)
ユキリは一抹の不安を懐きながら、屋上に繋がる扉の外でロンド達がこちらの会話を耳にしていることを願い、彼女の話に聞き入る。
「ユキリちゃん、殿下に気に入られているから……」
「へ!? ないない!」
「わたし、すごくショックで……」
ティナは悲しそうに目を伏せた。
(ぴえんなヒロインも、超かわいい! じゃ、なくて……!)