転生モブ令嬢は、死ぬ予定でした 王太子から溺愛されるなんて、誰か嘘だと言って!
「おはよう、ユキリ」
瞼を開いて真っ先に飛び込んできたのは、金色の髪色と水色の瞳をしたイケメンだった。
(げっ。こいつの存在、忘れてた……!)
ユキリはすぐさま目を閉じて彼の姿を見なかったことにしたが、それをマイセルが許すはずもない。
「こら。現実逃避しないの」
「ひゃ……っ」
頬に触れるひんやりとした大きな手の感覚に小さな悲鳴を上げると、ユキリは目を白黒させながら全身を小刻みに震わせた。
「寝息すらも聞こえてこないから、死んでいるのかと思ったよ」
殿下からフレンドリーに話しかけられると、どうしていいのかわからなくなる。
(このまま無視をし続けて、こいつを怒らたらどんな目に遭うかわかんないし……。ちゃんと、応えなくちゃ駄目だよね)
そんな考えを巡らせると怯えの色を隠せぬまま、どうにも自分のものとは思えぬか細い声を発した。
「お、おはよう……ございます……」
「うん。調子はどう?」
「問題ありません……」
「そう? なんだか、顔色が優れないみたいだけど……。熱でもあるのかな?」
殿下は何を思ったのか、ピトリと額同士をくっつけて熱を測り始めた。
瞼を開いて真っ先に飛び込んできたのは、金色の髪色と水色の瞳をしたイケメンだった。
(げっ。こいつの存在、忘れてた……!)
ユキリはすぐさま目を閉じて彼の姿を見なかったことにしたが、それをマイセルが許すはずもない。
「こら。現実逃避しないの」
「ひゃ……っ」
頬に触れるひんやりとした大きな手の感覚に小さな悲鳴を上げると、ユキリは目を白黒させながら全身を小刻みに震わせた。
「寝息すらも聞こえてこないから、死んでいるのかと思ったよ」
殿下からフレンドリーに話しかけられると、どうしていいのかわからなくなる。
(このまま無視をし続けて、こいつを怒らたらどんな目に遭うかわかんないし……。ちゃんと、応えなくちゃ駄目だよね)
そんな考えを巡らせると怯えの色を隠せぬまま、どうにも自分のものとは思えぬか細い声を発した。
「お、おはよう……ございます……」
「うん。調子はどう?」
「問題ありません……」
「そう? なんだか、顔色が優れないみたいだけど……。熱でもあるのかな?」
殿下は何を思ったのか、ピトリと額同士をくっつけて熱を測り始めた。