世界がラブソングを知ったなら
「はぁー…。」
『ウチでバイト、してみない?』
昨日、急に決まったバイト。
シフトやらお店のことやらを一通り聞いたのも、昨日。
そして。
『じゃあ、ゆずちゃんの教育係は聖ね。』
『え?!』
そんな爆弾を中野さんが落としたのも、昨日。
『ん?嫌?』
『い、いや、そんなんじゃないです!』
すすすすす須藤さんが教育係って…!
そんなの心臓いくつあっても足りない…!
『いいよね?聖。』
『いいも何も、どうせ俺には拒否権ないんでしょ。』
『うん、ないね。だってコレ命令だから。』
じゃあ、聞いたのは何の意味が……。
穏やかそうに見えるけれど、少し毒があるらしい。
その笑顔が、ちょっと怖い。
『ハァ…、ごめんね、こんな店長で。』
『い、いえ!』
そんな中野さんにはもう慣れているらしい須藤さんは、若干呆れ気味で私にそう言った。
『まぁ、ゆっくり覚えて大丈夫だから。とりあえず明日からよろしくね。』
『は、はい!よろしくお願いします。』
須藤さんとそんなやり取りをしたのも、昨日。
「はぁー……。」
今日1日、平然としていられる自信がありません。
「うー…。」
緊張しなくていいと言われたけれど、そんなの無理に決まっている。
だって。
だって。
『まぁ、ゆっくり覚えて大丈夫だから。とりあえず明日からよろしくね。』
好きな人と一緒に、働くんだから。
ドキドキ、と心臓の音がいつもより大きく聞こえる気がして、余計に緊張してしまう。
ハァ…、と震える息を吐き出した時。
「難しい顔して、どうしたの?」
「うわぁ…っ?!」
そんな可愛くない声が出たのは、突然横に現れた彼のせい。
「す、す、すど……っ、」
「ん?」
「す、どう、さん……っ、」
「ははっ、超緊張してるじゃん。」
驚きのあまり彼の名前を上手に言えない私を見て、可笑しそうに笑った彼は私が開けることができなかった扉をそっと開けた。
「緊張するだけ無駄だから、早く入りな?」
私をその中へエスコートしてくれるその姿は、やっぱり王子様のようだった。
『ウチでバイト、してみない?』
昨日、急に決まったバイト。
シフトやらお店のことやらを一通り聞いたのも、昨日。
そして。
『じゃあ、ゆずちゃんの教育係は聖ね。』
『え?!』
そんな爆弾を中野さんが落としたのも、昨日。
『ん?嫌?』
『い、いや、そんなんじゃないです!』
すすすすす須藤さんが教育係って…!
そんなの心臓いくつあっても足りない…!
『いいよね?聖。』
『いいも何も、どうせ俺には拒否権ないんでしょ。』
『うん、ないね。だってコレ命令だから。』
じゃあ、聞いたのは何の意味が……。
穏やかそうに見えるけれど、少し毒があるらしい。
その笑顔が、ちょっと怖い。
『ハァ…、ごめんね、こんな店長で。』
『い、いえ!』
そんな中野さんにはもう慣れているらしい須藤さんは、若干呆れ気味で私にそう言った。
『まぁ、ゆっくり覚えて大丈夫だから。とりあえず明日からよろしくね。』
『は、はい!よろしくお願いします。』
須藤さんとそんなやり取りをしたのも、昨日。
「はぁー……。」
今日1日、平然としていられる自信がありません。
「うー…。」
緊張しなくていいと言われたけれど、そんなの無理に決まっている。
だって。
だって。
『まぁ、ゆっくり覚えて大丈夫だから。とりあえず明日からよろしくね。』
好きな人と一緒に、働くんだから。
ドキドキ、と心臓の音がいつもより大きく聞こえる気がして、余計に緊張してしまう。
ハァ…、と震える息を吐き出した時。
「難しい顔して、どうしたの?」
「うわぁ…っ?!」
そんな可愛くない声が出たのは、突然横に現れた彼のせい。
「す、す、すど……っ、」
「ん?」
「す、どう、さん……っ、」
「ははっ、超緊張してるじゃん。」
驚きのあまり彼の名前を上手に言えない私を見て、可笑しそうに笑った彼は私が開けることができなかった扉をそっと開けた。
「緊張するだけ無駄だから、早く入りな?」
私をその中へエスコートしてくれるその姿は、やっぱり王子様のようだった。