突然、課長と秘密の関係になりました
「じゃあねー」
とすみれたちと別れたあと、一彩は部署に戻ろうとしたが、途中、廊下の自動販売機の前で彰宏と黒須に出会った。
「一彩ー」
と手を振ってくる黒須はさっきと打って変わって、テンションが高い。
「今度、課長んちに遊びに行ってもいい?」
「いや、それ、課長に訊いて……」
と一彩は、彰宏をチラと窺う。
彰宏が黒須にしゃべってしまったのだと察した。
まあ、こう見えて、黒須は口、軽くないしな、と思っているうちに、連日のゲーム合戦の話になった。
「さすがこの歳で課長になっただけのことはあって。
しつこいから、課長、勝負事には」
と黒須に説明したが、彰宏は、
「いや、お前はいつでも何処でもやめられるだろ。
ずっと勝ってるんだから」
と一彩に向かい、キレはじめる。