探偵ロロナのマジカルアイテム𖤐ˎˊ˗
☆3 マジカルペンデュラム
空から見るマーメイドランドは、大きな貝を広げたようなかたちをしていました。
海にうかぶ、大きな島。
そのまわりには、小さな島もぷかぷかうかんでいます。
ロロナは、いちばん大きな島の白いすなはまに、おりたちました。
すなはまには、流れついたサンゴや、星のかたちをした貝がらが、おちています。
それがロロナには、たからものがおちているようにおもえました。
「もしかしたら、魔法道具もおちてるかも……なーんてね」
そのとき、ロロナが首からさげている、魔法道具のひとつが、ぴかぴかと光りました。
ネックレスにしている、マジカルペンデュラムが、魔法道具がちかくにあることをしめしたのです。
「うっそー! どこどこっ?」
いらいにんをさがしにきたはずなのに、ロロナの頭のなかは、すっかり魔法道具のことでいっぱい。
マジカルペンデュラムの、はんのうをさがします。
ペンデュラムのぴかぴかの光りが、ビームのように、そのありかを、さししめします。
すなはまから、少し歩いた、かいがんどおり。
その、ヤシの木の下に、天の川のような髪色をしたマーメイドが、たおれていました。
見ると、魚のオビレが、カラッカラにかわいています。
「ちょっと! これは、じけんだよ! たすけてあげなきゃ!」
たすけおこしたロロナに、マーメイドは、さくらの花びら色をしたオビレをふるわせました。
「だいじょうぶ? 海にすんでいるはずのあなたが、どうしてこんなところに?」
「ありがとう……。まずはわたしを、海につれていって……」
「わかった!」
ロロナは、魔法道具のひとつ。
魔法のじゅうたんをつかって、マーメイドを海へとつれていってあげました。
海水につかったマーメイドは、とてもうれしそうに、わらってくれました。
「たすかったよ。ありがとう。わたしは、タルト。マーメイドランドの海底神殿に、すんでるんだ」
「わたしは、ロロナ。探偵をしてるの! こまってることがあったら、なんでもいってね」
「ほんとう? じつは……とても、こまってるんだ。さがしものをしてるの。さっきもむりやり、すなはまにあがって、さがしものをしてたら、ウロコがかわいちゃって……」
しょんぼりとうなずく、タルト。
「そっか。だから、マーメイドなのに、すなはまでたおれてたんだね。さがしもの……あっ! もしかして、それって……魔法道具だったりする?」
さっき、はんのうしていたマジカルペンデュラムのことを思い出す、ロロナ。
「うん。そうなんだ。海底神殿で見つけたの。月にかざすと、むらさき色に光る、きちょうなサンゴなんだよ」
「魔法道具のことなら、わたしはちょっとくわしいよ。まかせて!」
右手で、むなもとをトンとたたくロロナに、タルトはホッとしました。
「うれしい。おねがいしてもいい?」
海にうかぶ、大きな島。
そのまわりには、小さな島もぷかぷかうかんでいます。
ロロナは、いちばん大きな島の白いすなはまに、おりたちました。
すなはまには、流れついたサンゴや、星のかたちをした貝がらが、おちています。
それがロロナには、たからものがおちているようにおもえました。
「もしかしたら、魔法道具もおちてるかも……なーんてね」
そのとき、ロロナが首からさげている、魔法道具のひとつが、ぴかぴかと光りました。
ネックレスにしている、マジカルペンデュラムが、魔法道具がちかくにあることをしめしたのです。
「うっそー! どこどこっ?」
いらいにんをさがしにきたはずなのに、ロロナの頭のなかは、すっかり魔法道具のことでいっぱい。
マジカルペンデュラムの、はんのうをさがします。
ペンデュラムのぴかぴかの光りが、ビームのように、そのありかを、さししめします。
すなはまから、少し歩いた、かいがんどおり。
その、ヤシの木の下に、天の川のような髪色をしたマーメイドが、たおれていました。
見ると、魚のオビレが、カラッカラにかわいています。
「ちょっと! これは、じけんだよ! たすけてあげなきゃ!」
たすけおこしたロロナに、マーメイドは、さくらの花びら色をしたオビレをふるわせました。
「だいじょうぶ? 海にすんでいるはずのあなたが、どうしてこんなところに?」
「ありがとう……。まずはわたしを、海につれていって……」
「わかった!」
ロロナは、魔法道具のひとつ。
魔法のじゅうたんをつかって、マーメイドを海へとつれていってあげました。
海水につかったマーメイドは、とてもうれしそうに、わらってくれました。
「たすかったよ。ありがとう。わたしは、タルト。マーメイドランドの海底神殿に、すんでるんだ」
「わたしは、ロロナ。探偵をしてるの! こまってることがあったら、なんでもいってね」
「ほんとう? じつは……とても、こまってるんだ。さがしものをしてるの。さっきもむりやり、すなはまにあがって、さがしものをしてたら、ウロコがかわいちゃって……」
しょんぼりとうなずく、タルト。
「そっか。だから、マーメイドなのに、すなはまでたおれてたんだね。さがしもの……あっ! もしかして、それって……魔法道具だったりする?」
さっき、はんのうしていたマジカルペンデュラムのことを思い出す、ロロナ。
「うん。そうなんだ。海底神殿で見つけたの。月にかざすと、むらさき色に光る、きちょうなサンゴなんだよ」
「魔法道具のことなら、わたしはちょっとくわしいよ。まかせて!」
右手で、むなもとをトンとたたくロロナに、タルトはホッとしました。
「うれしい。おねがいしてもいい?」