探偵ロロナのマジカルアイテム𖤐ˎˊ˗
☆7 ふたりの友情とアップルパイ
「それじゃあ、ナゾトキでしょうぶです!」

 ☆ ナゾトキタイム ☆
~~~~~
 異世界転生した主人公。
 転生していた、主人公は『HZL』になっていた。
 『HZL』とは、なんだろう?

 → 少しだけ、ズレた世界に転生していたみたい。

「答えは……エルフ! 『HZL』を横にズラすと、エルフという言葉になるよ」
「……っく。せいかいだよ。まさか、わたしが勝負に負けるなんて」
 くやしそうにしながらも、ティナティナは、タルトにサンゴを返してくれました。
「すごいよ、ロロナ! まさか、海のマーケットの店主から、商品をとり返せるなんて……夢みたい!」
 ぽろぽろと、真珠みたいな涙を浮かべながら、タルトはおもいっきりよろこんでくれます。
「えへへ。とうぜんだよ。だって、わたしは……タルトの友達だもん!」
 にっこりとわらうロロナに、タルトはむねが、いっぱいになります。
「ねえ。ロロナ。これからも、海にあそびに――」
「あっ! ねえ、タルト! あそこになるのって、魔法道具の『魔女のアップルパイ』じゃない? 食べると、お菓子の家のレシピがわかるっていう……」
 ロロナは、だいこうふんで、『魔女のアップルパイ』の店へと泳いでいってしまいました。
 ロロナのせなかを見つめながら、タルトはため息をつきます。
「もう! 魔法道具で、あたまがいっぱいなんだから!」
 せっかく見つけた、いらいにん……ううん。友達なのに、ロロナってば、だいじょうぶなんでしょうか?
「……そうだ。タルト!」
「なっ、なあに?」
 魔女のアップルパイをじっくりと見ながら、ロロナはいいます。
「このあと、ひま?」
「ひ、ひまだけど」
「おもしろい動画があるんだ! いっしょに、見ない?」
「マジカルショッピング……?」
「すてきな通販番組は、まだまだあるよ! おすすめの魔法道具、しょうかいするよ!」
「じゃあ、教えてもらおうかな。すてきな魔法道具!」
 ロロナのそばへと、泳いでいくタルト。
 ふたりの友情は、はじまったばかり。

 そして、ロロナのいらいにんさがしのたびは――これからもつづきます☆

 おわり
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黒ねこプリンセス✡マジカルショータイム!

総文字数/6,857

絵本・童話5ページ

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✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧  ヨルルは  黒ねこプリンセス☆ ✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧⋄⋆⋅⋆⋄✧ ヨルルは、 夜の王国のおひめさま 『黒ねこプリンセス』です。 夜空みたいなロングヘアに、 あたまのてっぺんについた、 さんかくの耳。 そして、ながいふわふわのしっぽ。 だいこうぶつは おさかなグミ。 月あかりにてらすと、 宝石みたいにかがやきます。 ヨルルはきょうも おしろのやねにのぼって、 おさかなグミをたべながら、 夜の王国のおまつりのことをかんがえます。 「あ~。もうあしただよ。 『ミッドナイト✡ハロウィーン』。 どうしよう……」  ヨルルはしょんぼりと、 ためいきをつきました。 .˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚. まだ、お祭りで披露するための 魔法が完成していない、ヨルル! お祭りは、明日! 魔法は完成できるのか!? 黒猫🐈‍⬛ショータイム! はじまるよ〜〜〜〜!!!

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