推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「あの人は誰かしら?本当にかっこいいわ」



すっかり恋した顔でそう呟く十六夜さん。

その後二人はお互いの正体を知らないまま気持ちが惹かれ合い、仲睦まじくなっていく。

ところが。



「なぜ?私にはあの方がいるのよ!」

「いけません。あなたはこの国の王女なのですから」



16歳の誕生日当日、急遽姫は自身の正体を明かされ城へ戻ることに。

しかし、なんと城に一人残された姫は、怪しい光に誘われて塔の上へ。

そこにあった糸車に操られたように手を伸ばし。



「──姫!どうして……!」

「遅かったなぁ、これで姫は永遠の眠りについた!」


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