執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
何度も彼と抱き合っているが、慣れる未来が想像できない。いつも気持ちはいっぱいいっぱいで緊張してしまう。
会計を済ませた幹太はタクシーから降り、雫に手を差し出してきた。
その大きな手のひらに躊躇なく、手を差し出す。すると、すぐさま力強く握りしめられ、リードされるがまま彼の部屋へと向かっていく。
部屋の鍵を開けるときも、幹太は片時も雫の手を離そうとはしない。
彼は玄関ドアを開き、雫の手を掴んだまま玄関へと入っていく。
パタンと後ろでドアが閉まる音がした瞬間、幹太は噛みつくような情熱的なキスをしてきた。
「っ……ぁ……」
思わず甘い吐息が零れ落ちてしまうほど、激しいキスだ。
何度も角度を変えて、彼は唇から熱を伝えてくる。
しかし、それだけでは足りないと思ったのだろう。幹太の舌は雫の唇をこじ開けると、口内へと捻じ込んできた。
唾液と唾液が混じり合い、舌と舌とが絡み合う。
少しでも触れ合いたい。そんな情熱的な感情を表すような口づけの連続に、目眩がして膝から崩れ落ちそうになる。
だんだんと激しさが増していくため、足に力を入れようと頑張っても身体から力が抜けていく。