執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~


「こんなにかわいい雫を見て、我慢できるわけがないだろう」
「え?」
「それに俺は言ったよ。その服を脱がすのも、俺だけの特権だからって」

 そう言って彼は自分のジャケットをここでようやく雫から脱がしてくる。
 彼に指摘され、ようやく自分がいつもとは露出度が違う服を着ていることを思い出した。

 急に恥ずかしさが込み上げてきていると、幹太は雫を抱き寄せて甘い声で囁いてくる。

「この白い肩も綺麗な脚も全部、他の男になんて見せたくない」
「幹太くん」
「でも今日の雫はいつも以上にめちゃくちゃかわいいから、見せびらかしたくもなるんだよな」

 困った様子で言う幹太がかわいらしく思えてきた。フフッと声に出して笑うと、彼は旋毛にキスをしてくる。

「笑い事じゃない。ずっとジレンマを感じていたんだから」
「もう、幹太くんったら」

 クスクスと笑い続けていると、彼は腰を屈めた。そして、おでこを付き合わせてくる。

 急に至近距離に彼の精悍な顔が見えて、鼓動が速くなってしまう。
 ジッと強い眼差しを雫に向けながら、幹太は至極真面目な表情で言い募ってきた。

「真面目に言っている」
「幹太くん?」
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