執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
 

 熱い吐息や嬌声がバスルーム内に響く。それがまた淫靡に感じられて、より感度が高まってしまう。
 バスルームを出るときには足に力が入らず、彼に抱き上げてもらわなければ動けないほどだった。でも――。

 ――もっと、彼を感じたい。

 雫を抱き上げている幹太の首に腕を絡ませて、キュッと身体を密着させる。

「幹太くん」
「ん?」

 ベッドルームへと向かっていた彼の足が止まり、雫を見つめてきた。
 すでに蕩かされてしまった身体ではあるけれど、もっと彼の体温を感じたいと願ってしまう。

 彼に視線を向けて小さく呟く。

「甘えていい……?」

 会えなくて寂しかった。だからこそ、幹太と一緒にいる時間はできるだけくっついていたい。離れていたくない。
 そんな気持ちを込めて囁くと、幹太は一瞬目を見開く。だが、すぐに破顔した。

「もちろん。喜んで」

 引き寄せられるように口づけを交わしたあと、そのままベッドへダイブして二人で身体を重ね合わせた。

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