執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
色目は控えめな薄いピンク色で上品な色合いなのだが、このスカートは短い。短すぎる。
膝の上で揺れる裾を見て、やっぱり恥ずかしいと頬が熱くなった。
常日頃は極力肌を見せない服装を心がけているのだけれど、幹太の従妹であり、雫の幼なじみである永江晶子に「もっと冒険すれば?」などと言われてしまったのだ。
晶子と会う予定をしていた日、彼女は仕事が押していたらしく『待ち合わせ時間に間に合いそうにないから、スタジオに来てくれない?』とお願いしてきた。
そのため撮影スタジオへとお邪魔したのだが……。
どんな話の流れだったか思い出せないが、あれよあれよといった流れでなぜだか衣装を着るはめになってしまったのである。
晶子は人気若手女優として活躍しているのだが、ファッションリーダーとしても人気が高い。
そんな彼女の一言は、雫の気持ちを大いに揺さぶってくる。
「雫はね、清楚な雰囲気だからいつものファッションも似合うけれど、たまには違うテイストのものに挑戦するのもありだと思うよ! 幹太くんとのデートに着てみたら? 絶対に褒めてくれるよ!」