執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
現社長である幹太の叔父、拓人には一人娘である晶子がいるのだが、彼女が跡を継ぐのは難しい。
彼女は女優という天職を見つけて今まさに羽ばたいているところだからだ。
そこで永江物産の跡取りとして白羽の矢が立ったのが、幹太である。
幹太は叔父家族とも仲が良く、特に拓人からは「将来、幹太に社長の座を譲るから」と言われ続けていたようだ。
とはいえ、拓人は実力主義者。簡単には幹太を後継者には認めないという方針らしく、最初は一般社員と同じスタートラインからだった。
しかし幹太は入社して数年でメキメキと頭角を現し、三十歳になった今は若手のホープとして地位を確立しつつあるようだ。
幹太と拓人曰く「お互い波長が合う」らしい。それを聞いた晶子は「どちらも腹黒で策士だから」と言って苦笑いをしていた。どうやら端から見ても似たもの同士のようだ。
幹太としても永江物産の仕事が楽しく性に合っているようで、永江物産の経営陣に入ることに異論はないと言っていた。
このままいけば、近い将来重役ポストにつく。そのため、彼は精力的に仕事に取り組んでいるのだ。