執愛懐妊婚~内緒でママになるはずが、次期社長は滾る愛で囲い娶る~
今までのように努力や気持ちだけでは、どうにもならない事態になってしまっている。
彼の隣に立つということは、今後も色々な困難が予測されるだろう。
そのとき、雫は自分の足で立ち、対処できるだろうか。
――もうこれ以上、彼に迷惑をかけるのはダメだよね。
今回のように幹太に迷惑をかけるようでは、今後彼の隣に立つことはできない。
幹太が許してくれたとしても、雫自身が許せないだろう。
小さく息を吐いたあと、崩れそうになっている自分の心を抱きしめながら静かに部屋を出た。