探偵男子たちが強すぎる
不思議そうにする三人を連れて、生徒会室へ向かうと、運良く白河くん一人だけが居た。

入口からのぞく壱弥くんと夏音くんの顔を見て、白河くんは微笑む。

「……編入生同士、仲良くしてくれていて良かった。今日はどうしたのかな?今資料作りに追われていて、作業しながらでいいかな」
「勿論」

白河くんはあくまで匿名の依頼のことしか知らないし、ただ編入生が仲良くなってる、くらいにしかうつっていないらしい。
わたしは作業をする白河くんに近付く。

「この前、生徒会の仕事に慣れてないって言ってたよね白河くん。だから編入生であるわたしたちに生徒会の裏方として、お手伝い……とかさせてもらえないかなって」

「え?でも……」

白河くんは資料をとじる手を止め、わたしを見上げた。

「部活に所属するのも悪くないけど、学園に今以上に慣れるステップ、みたいな。雑用でもいいの」

「確かに、部活をしてる生徒会メンバー不在時が多いから助けになるけど……」

「なら是非。……ただ、正式な生徒会室でっていうよりはあまり使われてないところで作業の手伝いが出来たら、生徒会が会議とかするのに気を遣わないと思うんだけど……どうかな?」
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