探偵男子たちが強すぎる
「蓮佳ー!」
開けて早々ハグをしようとしたのか、両手を広げて入ってきたヒバリちゃん。その後ろから、ユウリくんが入ってくる。
「お、お前ら……」
「……あれ、蓮佳じゃない。どこーっていた!蓮佳ー!」
「あ、ちょい待ちぃな!」
靴をポイッと脱ぎ捨て、ヒバリちゃんはわたしへ一目散に走ってくるとすぐに抱きついてきた。
この前ちょっと話しただけなのに、随分と懐っこい性格のようで可愛らしい。
「会いたかったよ。だから遊びに来たのっ。この間、静空からお家の場所教えてもらったから」
──静空くん、いつの間に。
そうだったの?という視線を向ければ、静空くんは『これも情報のため』と先にリビングへ戻って行った。
「えっと……お邪魔しても大丈夫かな?先にヒバリは上がってしまったけれど」
玄関前の男の子たちは顔を見合わせた後、ユウリくんをあげ、一緒にリビングへ。
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テンションが高めのヒバリちゃんがわたしから離れるまで少し時間がかかり、ようやく落ち着いてきた頃、ユウリくんと一緒に座ってもらい話すことに。
椅子が足りないから、わたしと紫音くんは近くのソファに座った。
「で、ただ遊びに来た感がある妹とは違って、ユウリは浮かない顔してるように見えるけど、それは俺の気のせい?」
壱弥くんの指摘に、ユウリくんは肯定するように俯く。すると、隣にいるヒバリちゃんも浮かない顔になってしまった。
「お兄……」
心配そうなヒバリちゃんにユウリくんは笑いかけてから、口を開いた。