探偵男子たちが強すぎる
「今考えても答えは分からないですよ、Masterに会わないと。もし僕たちが来るって分かっていても結果は何も変わらない、そうでしょう?」

誰を相手にしても勝つし、安全地域広げる。それにMasterまで辿り着く。そういうことだ。

「紫音の言う通り難しく考えんで、勝ちゃーええねんな」

うん、とわたしたちは顔を見合わせ頷き合う。

「それと……僕も蓮佳ちゃんが今後もヒバリと仲良くしてくれるなら、いい環境で遊んだりして欲しい。だから──僕らも仲間に入れてもらいたいんだ」

──え?も、ってことはヒバリちゃんも……?

驚いて二人のことを見れば、生半可な気持ちで言ってるようには感じられなかった。

「は?……そもそもお前ら、ああいう乱闘にまじれるわけ?蓮佳みたいに、途中で殴るのをやめてくれるやつなんていないんだぞ」
「せや、小さくても大きくても怪我することもあるんやで」

壱弥くんと夏音くんの言葉に、ユウリくんもヒバリちゃんも俯きかける。でも、二人はわたしたちに頭を下げた。

『お願いします』

分かった、って言うまで二人とも頭を上げなさそうで……悩む壱弥くんたちよりも先に、紫音くんがソファから立ち上がり口を開いた。

「いいんじゃないですか。よくあるでしょ、敵から味方になるパターンって」
「まあ、そういうこともあるっちゃあるけどなぁ」

壱弥くんは考え込んでいるし、夏音くんもまだ頷く感じではない。
なら、もう一押ししてみようか。

「……わたしも、Masterとかこの先どんな人強い人がいても対抗できる仲間は居てくれたほうが助かると思う。それに一人ひとりの動きにも、余裕が生まれるって……思うの」
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