探偵男子たちが強すぎる
**

学園生活を送りつつ、時に生徒会の裏方業務を手伝いしながら、中学生らしく過ごしているわたしたち。これが本当は普通なんだけど、ここにいるメンバーは違うわけで。
静空くんが『第二で打ち合わせしよ』と言うから放課後第二生徒会室に集合し、リモートでヒバリちゃんたちとも繋がっていた。
割れた窓ガラスの件については、依頼のことを知っている校長先生と白河くんに理由を話しておいたからすでに直っている。

「別に裏方業務あるわけやないのに、なんでわざわざここやねん」
「いーからいーから。ユウリンたち、聞こえてる?」

『ばっちりだよ』
『顔も丸見えー!』

静空くんのパソコン画面から、二人が顔をのぞかせ終始ヒバリちゃんが手を振っている。そこに静空くんは咳払いを一つしてから話し始めた。

「……謎の依頼も大詰めってことで、最後のナワバリ観光日を決めよう。夏休みも近くなって来てるし伸び伸びにするわけにいかない」
「せやな、ド派手に締めくくろうやないの」
「土日だと相手がまばらになるし、本当は今週の平日行きたいところだけど……授業をサボるのはいかがなものかっていう相談」

今までの観光はサボることなくやってきたけど、早々にやるならやっぱ平日ってことだ。

「別にいつでもいい」

いつでもいい、壱弥くんの言葉に全員が同意するように頷く。この際、サボりの話は置いておこう。後からどうにでもなるはず。

「じゃ、ユウリンたちと時間を合わせて考えると……もう明後日でも良き?待ち合わせは星原とユウリンたちの学校の間にある駅で」
『問題ないよ。コンディション整えて万端にしておくから』
『アタシも。早く色々なとこ蓮佳たちと行きたいから頑張る』

「おっけ、じゃ決まりね」

静空くんのスマホのカレンダーに星マークがつく。明後日、最後のナワバリ観光日に──
< 92 / 108 >

この作品をシェア

pagetop