ねえ、寂しそうにしないでよ
小学1年生のゴールデンウィーク明け。
少しだけ小学校に慣れてきた頃。
みんなはどんどん新しい友達を作っていく中で、私と蒼くんはずっと2人でいて、新しい友達なんか作らなかった。
蒼くんさえいればなにもいらないみたいな感情だった。
最近の蒼くんは、昼休みなるといつもどこかへ行ってしまっていた。
教室の窓から校庭を覗いてみても、蒼くんらしき人はいないし、飼育小屋も行ってみたけれど、蒼くんの姿は無かった。
図書室や保健室など、学校中を1日ずつ回っていたけれど見つからない。
蒼くんに、いつもどこに行ってるの?って聞いてみても、蒼くんの口からは、「秘密」というコトバがでるだけだった。
不思議に思っていたある日。
私は、給食を食べ終え、いつもならトイレに行くところを、蒼くんにこっそり着いて行った。
怒られるかも知れないけど、優しい蒼くんの、私の知らないところを見てみたい。
そんな気持ちだった。
蒼くんは、どんどん階段を上りきって、「先生がいないと入れません」と書かれている看板の横をとおりぬけて、屋上へ出た。
そのタイミングで、私は蒼くんに声をかけた。
「蒼くん!」
「・・・あ、青月ちゃん。僕の秘密の場所、バレちゃった」
微笑んで蒼くんは言った。
「蒼くんは、昼休みは毎回ここに来てるの?」
「うん」
「なんで?」
聞いたら、蒼くんはふっと表情を緩めて、まぶしそうに目を細めた。
大人みたいに、格好良かった。
少しだけ小学校に慣れてきた頃。
みんなはどんどん新しい友達を作っていく中で、私と蒼くんはずっと2人でいて、新しい友達なんか作らなかった。
蒼くんさえいればなにもいらないみたいな感情だった。
最近の蒼くんは、昼休みなるといつもどこかへ行ってしまっていた。
教室の窓から校庭を覗いてみても、蒼くんらしき人はいないし、飼育小屋も行ってみたけれど、蒼くんの姿は無かった。
図書室や保健室など、学校中を1日ずつ回っていたけれど見つからない。
蒼くんに、いつもどこに行ってるの?って聞いてみても、蒼くんの口からは、「秘密」というコトバがでるだけだった。
不思議に思っていたある日。
私は、給食を食べ終え、いつもならトイレに行くところを、蒼くんにこっそり着いて行った。
怒られるかも知れないけど、優しい蒼くんの、私の知らないところを見てみたい。
そんな気持ちだった。
蒼くんは、どんどん階段を上りきって、「先生がいないと入れません」と書かれている看板の横をとおりぬけて、屋上へ出た。
そのタイミングで、私は蒼くんに声をかけた。
「蒼くん!」
「・・・あ、青月ちゃん。僕の秘密の場所、バレちゃった」
微笑んで蒼くんは言った。
「蒼くんは、昼休みは毎回ここに来てるの?」
「うん」
「なんで?」
聞いたら、蒼くんはふっと表情を緩めて、まぶしそうに目を細めた。
大人みたいに、格好良かった。