きらきらしてきれいだった【アルトレコード】
良さげな潮だまりの前で立ち止まり、アルトと一緒に覗く。最初に見えたのは一センチほどの小さな蟹だった。種類はわからない。
「ほんとの蟹だ!」
アルトの声が興奮で大きくなった。
「先生、この海藻、なんだろ。あ、貝の中になんかいる!」
かおるは端末の検索機能をオンにした。
「アルト、写真を撮って検索して、私に教えて?」
彼に検索させるのは勉強のためだ。
「うん。わかった」
アルトは写真を撮り、検索で調べて声を上げる。
「貝の中、ヤドカリだって! こっちの海藻はヒジキ」
「ヒジキって海の中では黒くないんだね」
岩にへばりつくように生えているヒジキは、深い緑色をしていた。
「先生は先生なのに知らないの?」
「知らないことはいっぱいあるよ」
「そうなんだ。じゃあ、今日は先生も勉強だね」
アルトは楽しそうに笑顔を見せた。
かおるはアルトに指示されるままに歩き回り、ときおり、AR表示のアルトの写真や動画を撮る。北斗にアルトが楽しむ様子を見せたかった。
「先生、あっち行ってみて。その水の中」
「小さな魚がいるよ」
「捕まえて!」
小魚は素早くてなかなか捕まらない。四苦八苦してようやく捕まえたそれを透明な観察ケースに入れ、アルトに見せる。彼は興味津々に小魚を眺めた。
「ほんとの蟹だ!」
アルトの声が興奮で大きくなった。
「先生、この海藻、なんだろ。あ、貝の中になんかいる!」
かおるは端末の検索機能をオンにした。
「アルト、写真を撮って検索して、私に教えて?」
彼に検索させるのは勉強のためだ。
「うん。わかった」
アルトは写真を撮り、検索で調べて声を上げる。
「貝の中、ヤドカリだって! こっちの海藻はヒジキ」
「ヒジキって海の中では黒くないんだね」
岩にへばりつくように生えているヒジキは、深い緑色をしていた。
「先生は先生なのに知らないの?」
「知らないことはいっぱいあるよ」
「そうなんだ。じゃあ、今日は先生も勉強だね」
アルトは楽しそうに笑顔を見せた。
かおるはアルトに指示されるままに歩き回り、ときおり、AR表示のアルトの写真や動画を撮る。北斗にアルトが楽しむ様子を見せたかった。
「先生、あっち行ってみて。その水の中」
「小さな魚がいるよ」
「捕まえて!」
小魚は素早くてなかなか捕まらない。四苦八苦してようやく捕まえたそれを透明な観察ケースに入れ、アルトに見せる。彼は興味津々に小魚を眺めた。