何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした

…行ってしまわれた…。

しばし呆然としていると、

「お嬢さん」

と、マダムが声をかけてきた。

「は、ぃ」

あまりに恐縮してしまって、思わず声が萎む。

「フフッ、取って食いやしないから安心おしよ。お嬢さんは翠の彼女かなんかなのかい?」

マダムの口調がガラリと変わり、表情も砕けた感じになっている。

「い、いえっ。わたしは翠さま方のただの家政婦です」

「家政婦?」

「は、はい。何処にも行く当てのないわたしを翠さまが拾って下さって…。住み込みで…」

「へぇ、あの翠がねぇ。おっと翠が来ちまうよ。さっさと服脱ぎなっ」

「えっ、あの…、きゃあっ」

「おや?お前さんサイズが全然合っていないじゃないか。これじゃあ窮屈だったろうに。ちゃんと測って正しいサイズの下着をつけようね」

マダムが言うには、わたしの正しいサイズはE65だそうだ。

…E。今まで着けていたのはCだったから…。

まさか2カップも大きかったなんて思いもしなかったからちょっとビックリ。

「バーチャン、どう?」
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