絆の光は未来へ
また、いつもの強がりが口をついて出た。彼に心配をかけたくない。自分の不調のせいで、彼の医療者としての冷静な判断を曇らせたくない。

そんな思いが、あゆかの言葉を塞いだ。
光希は、その返答に小さく息を吐いた。

「わかった。とりあえず、これで様子を見てみよう。何かあったら、すぐに連絡してくれ。夜中でも、遠慮はいらない」

その言葉には、医師としての指示だけでなく、幼馴染みとしての強い繋がりと、深い安心感が込められていた。

あゆかは、顔を上げ、光希の目を見た。彼の瞳には、彼女の健康を心から願う、揺るぎない決意が宿っていた。
< 18 / 284 >

この作品をシェア

pagetop