絆の光は未来へ
「あなたがどんな過去を持っていても、今のあなたを愛してる。むしろ、そんな辛い過去を乗り越えて、今こうして患者さんを救ってるあなたを、私は誇りに思う」

あゆかの瞳に涙が浮かんでいた。

「そして何よりも嬉しいのはあなたが私を死の淵から救ってくれた…そのおかげで今がある…どんなに幸せか分かる?」

胸に顔を埋めたままの光希が小さく頷いた。

「あなたが苦しんでる時、私は何もできなかった。学生として勉強してる私には、医学部で必死に頑張ってるあなたを見てるしかできなかったの。もっと支えてあげたかった」

「あゆか…」

光希は彼女の頬に触れた。あゆかの涙を拭う。二人の視線が重なる。

「君がいてくれただけで、俺は頑張れたんだ」

長い沈黙の後、光希があゆかを抱きしめた。今度はより強く、より深く。部屋の空気が、先ほどとは違う温かさに包まれる。

「あゆか、君を愛してる」

「私も、あなたを愛してる」
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