絆の光は未来へ
「光希、話があるの。」

あゆかの少し改まった声に、光希はベッドに座りあゆかと向かい合った。

自分の手を膝の上で握りしめた。心臓がドキドキしている。

「どうした?」

あゆかは深呼吸をすると、寝室にある引き出しから小さな箱を取り出し、震える手で光希に差し出した。

「これ...」

光希は箱を受け取り、中身を確認した。妊娠検査薬と、はっきりとした二本の線。彼の目が見開かれた。

「あゆか...これは...」

「妊娠してるの」

あゆかは小さな声で言った。

「数日前から薄々気づいていたの。」

光希は検査薬を見つめた後、ゆっくりとあゆかの手を取った。

「どうして一人で抱え込んでいたんだ?再発したのかと心配で堪らなかった。」

あゆかは自分のお腹にそっと手を当てた。

「今日ね、病院に行って来たの。」
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