お誕生日は結婚式のおままごと?!
「あ、ありがとう。。。私、なんか恥ずかしいなぁ。。。」
「これでライバルはおらへん!みわちゃんはぼくの嫁や!」
ひとしくんがそう言うと、あっこちゃんが教えてくれました。
「そう言えば、この前同じクラスのかっちくんがみわちゃんのこと好きやからなんとかしてって言いにきたよ。私は、みわちゃんにはひとしくんがおるから無理ちゃう?って断っといたけど。」
「ああ、あの背の高いかっちさんか。気をつけなあかんなぁ。」
「なになに?私に内緒で何の話してるん?」
「い、いや、みわちゃんのクラスにかっちさんておるやん。みわちゃんはかっちさんのことどう思う?」
「かっちくん?背が高くてモテてるなぁとしか思わへんなぁ。あ、ギター練習してるって言ってたわ。そこはかっこいいと思う。」
「そ、そう。。。ぼくだけを好きでおってな。」
「うん?当たり前やん!」
そして、皆でゲームしたりあっこちゃんのピアニカに合わせて歌を歌ったりして、外はすっかり夕焼け模様です。
「名残惜しいけど、そろそろ帰ろっか、あっこちゃん。」
「そうやね。晩ご飯の時間やね。」
「んじゃ、明日また学校で!」
そうしてみわちゃんとあっこちゃんはひとしくんちを出たのでした。
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