青春の軌跡!

2

「打倒生徒会、一人残らずぶっ倒す……」

「過激だねー。でもそれ、学級日誌に書くことじゃないよ香月ちゃん」

放課後の教室、自席で学級日誌を書く逢坂の前の席に座って後方を振り返る笹崎は、可笑しそうに日誌を眺めていた。

ホームルームが終わってからだいぶ時間が経っているので、教室には既に他の生徒の姿はない。
三年生ともなると大半が部活を引退しているので、放課後になると皆思い思いに残りの高校生活を謳歌している。

まだ部活を引退していないのは、一部の文化部員だけ。その数少ない一部に含まれる逢坂は、残り少ない新聞部でいられる時間を一秒でも無駄にはしたくない思いでいるのだが、悲しいことに本日は日直であった。
部室に向かおうと教室を飛び出す直前に、同じく日直の笹崎から呼び止められ、学級日誌を突き付けられて今に至る。
< 23 / 410 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop