誰にでも優しいくせに、私だけに本気なんてズルい– 遊び人エリートのくせに、溺愛が止まらない –
激しい鼓動。混ざり合う吐息。

夫婦として初めての夜。

私達の情熱は一気に加速していった。

「ああ!」

私は思わず声をあげた。

「いい……気持ちいい……」

「俺も気持ちいいよ、紗英……」

奥まで深く届く思い。

「はぁっ……!」

隼人さんの熱が、奥深くまで私を貫く。

そのたびに心まで満たされていくような感覚に、身体が震える。

「紗英……すごくよかった。」

囁かれた声に、私はただ頷いて、唇を重ねた。

優しくて、でもどこか切ないキス。

見つめ合う瞳に、まだ尽きない欲が潜んでいた。

「……また、触れてもいい?」

「うん……満足するまで、何度でも。」

ふたりの呼吸が再び重なる。

夜の静けさに包まれて、私たちは何度も愛を交わし、そのたびに深く繋がっていった――心も、身体も。
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