欲望のシーツに沈む夜~50のベッドの記憶~
「片瀬君……」

「悠、って呼んで。玲奈」

その声だけで、心が熱くなる。

私の名前を、あんなに甘く呼ぶなんて。

「玲奈、もう……俺以外に、抱かれるなよ。」

その囁きに、胸の奥がじんわりと締め付けられる。

その囁きに、胸の奥がじんわりと締め付けられる。

「悠君……愛おしいよ。」

潤んだ瞳でそう告げると、彼は堪えていた理性を手放したように、激しく動き始めた。

「ああっ……ああ……悠君……!」

快感に震える声に、彼の瞳が熱を帯びる。

「もっと……聞かせて。玲奈の甘い声……全部、俺にちょうだい。」

ベッドの中に、ふたりの熱がとろけていく。

心まで抱かれてる――そう思った。
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