私の中にあるモノ
ここからは、まるで神話のような…昔話になる。
竜とは、元々、遥か昔に…ずっとずっと昔に存在していた種族らしい。
その頃、まだ人間はこの世界に生まれたばかりで。
竜達は、人間という新しい種族の誕生を歓迎していたという。
だけど人間の方は…竜のように、柔軟に考えることが出来なかった。
竜は人間よりも遥かに賢く、知恵があり、優れた力を持っていた。
人間は、自分達より遥かに優れた種である竜を畏れた。
竜は、人間の完全な上位互換だった。人類のどんな知恵も、進化も、竜の叡智には敵わなかった。
その畏れはいつか、明確な恐怖に変わった。
いつか、竜によって人間が滅ぼされるかもしれない。
人間よりも遥かに優れた竜達がその気になれば、人間なんてあっという間に、地上から殲滅してしまえるだろう。
実際は、竜にそんなつもりなんてなかった。
彼らは強い力を持った種でありながら、争いを好まなかった。
あくまで、竜は人間と共存することを望んでいた。
だが人間は、竜を隣人とすることは出来なかった。
いつか滅ぼされるかもしれない、という恐怖に駆られ、人間達はその手に刃を取った。
滅ぼされる前に、逆に竜を滅ぼしてしまうことにしたのだ。
人間達は徒党を組んで、竜に襲いかかった。
一人一人の力は、竜に遥かに及ばない。
それでも、人間には数の利があった。
圧倒的な人数差を持って、人間達は竜を1体1体、追い詰めるように殺していった。
あらゆる点で、人間は竜に劣っていた。
それでも、繁殖力という点においては、人間の方が遥かに勝っていた。
数に劣る竜達は、人間の圧倒的な数の力に押された。
元々、竜は争うことを好まなかったから…戦に慣れない竜に、勝機はなかった。
竜は着実に個体を減らされ、やがて…人間の手によって、完全に絶滅した。
その後、この世界、この大地は人間のものになった。
やがて人間は、かつてこの大地に存在していた種族…竜のことを忘れ。
その存在を、完全に「無かったもの」にしてしまった。
そして世界は、人類の手によって繁栄を迎えた…。
…滅ぼされた竜には、気の毒だが。
その結果、人間が栄えることが出来たなら…それはそれで、良かったのかもしれない。
…そのまま、人間の繁栄が続いてたら…の話だけど。
そうは行かなかった。
だって、人間は…竜より遥かに、浅慮で、短絡的で…自分のことしか考えられない、弱い生き物だったから。
竜とは、元々、遥か昔に…ずっとずっと昔に存在していた種族らしい。
その頃、まだ人間はこの世界に生まれたばかりで。
竜達は、人間という新しい種族の誕生を歓迎していたという。
だけど人間の方は…竜のように、柔軟に考えることが出来なかった。
竜は人間よりも遥かに賢く、知恵があり、優れた力を持っていた。
人間は、自分達より遥かに優れた種である竜を畏れた。
竜は、人間の完全な上位互換だった。人類のどんな知恵も、進化も、竜の叡智には敵わなかった。
その畏れはいつか、明確な恐怖に変わった。
いつか、竜によって人間が滅ぼされるかもしれない。
人間よりも遥かに優れた竜達がその気になれば、人間なんてあっという間に、地上から殲滅してしまえるだろう。
実際は、竜にそんなつもりなんてなかった。
彼らは強い力を持った種でありながら、争いを好まなかった。
あくまで、竜は人間と共存することを望んでいた。
だが人間は、竜を隣人とすることは出来なかった。
いつか滅ぼされるかもしれない、という恐怖に駆られ、人間達はその手に刃を取った。
滅ぼされる前に、逆に竜を滅ぼしてしまうことにしたのだ。
人間達は徒党を組んで、竜に襲いかかった。
一人一人の力は、竜に遥かに及ばない。
それでも、人間には数の利があった。
圧倒的な人数差を持って、人間達は竜を1体1体、追い詰めるように殺していった。
あらゆる点で、人間は竜に劣っていた。
それでも、繁殖力という点においては、人間の方が遥かに勝っていた。
数に劣る竜達は、人間の圧倒的な数の力に押された。
元々、竜は争うことを好まなかったから…戦に慣れない竜に、勝機はなかった。
竜は着実に個体を減らされ、やがて…人間の手によって、完全に絶滅した。
その後、この世界、この大地は人間のものになった。
やがて人間は、かつてこの大地に存在していた種族…竜のことを忘れ。
その存在を、完全に「無かったもの」にしてしまった。
そして世界は、人類の手によって繁栄を迎えた…。
…滅ぼされた竜には、気の毒だが。
その結果、人間が栄えることが出来たなら…それはそれで、良かったのかもしれない。
…そのまま、人間の繁栄が続いてたら…の話だけど。
そうは行かなかった。
だって、人間は…竜より遥かに、浅慮で、短絡的で…自分のことしか考えられない、弱い生き物だったから。