私の中にあるモノ
「…分かった。なら、行ってみるわ」
「うん、そうすると良い」
私は立ち上がって、山口教授の研究室を出ていった。
…一人、部屋の中に残った山口教授は。
「…また記憶喪失、か…。ちょっとシンクロ率が上昇すると、すぐこれだな」
私の記録が書かれたファイルを、ぺらぺらと捲りながら。
彼は一人、テーブルに肘をついて考え込むように、独り言を呟いた。
「シンクロ率が上昇したことが関係しているのか…。それとも、他に何か原因があるのか…」
分からないことだらけ、のはずなのに。
山口教授は、何故か、何処か嬉しそうだった。
「いやぁ、奥が深くて面白いなぁ。竜の研究は…。これだからやめられない」
ぱたん、とファイルを閉じ。
山口教授は、そのファイルをラックに並べ直した。
「…皆宮の寿命が尽きるまでに、記憶喪失の理由が分かれば良いんだけど」
「うん、そうすると良い」
私は立ち上がって、山口教授の研究室を出ていった。
…一人、部屋の中に残った山口教授は。
「…また記憶喪失、か…。ちょっとシンクロ率が上昇すると、すぐこれだな」
私の記録が書かれたファイルを、ぺらぺらと捲りながら。
彼は一人、テーブルに肘をついて考え込むように、独り言を呟いた。
「シンクロ率が上昇したことが関係しているのか…。それとも、他に何か原因があるのか…」
分からないことだらけ、のはずなのに。
山口教授は、何故か、何処か嬉しそうだった。
「いやぁ、奥が深くて面白いなぁ。竜の研究は…。これだからやめられない」
ぱたん、とファイルを閉じ。
山口教授は、そのファイルをラックに並べ直した。
「…皆宮の寿命が尽きるまでに、記憶喪失の理由が分かれば良いんだけど」