私の中にあるモノ
「な…何…?」

窓が割れるかと思った。

それほどの衝撃だった。

外からだ。…ここからじゃ見えない。

何があったの?一体どうなったの?

今の音は…何?

「…何だ?どうしたんだ?今の」

「何があったんだ?」

さっきの音を聞きつけて、次々に部屋の扉が開き。

眠っていた、他の竜人の成功検体達が、次々に起きてきた。

そして、その中には。

「…みなっちゃん?そこで何してんだ?」

「…!…此代…」

真っ白の寝間着を着た此代が、心配そうな顔で廊下に出てきていた。

「どうしたんだよ、こんな夜中に…血相変えて…」

「…此代…」

「今の音…。みなっちゃんも聞こえたよな?一体何が…」

「…っ!!」

もう、居ても立ってもいられなかった。

私はくるりと振り向き、全速力で走り出した。

「あ、ちょ、みなっちゃん!?」

後ろから此代が呼び止めたが、私は振り返らなかった。

この目で確かめなくてはならなかった。何としても。
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