氷の皇帝と、愛に凍えていた姫君 ~政略結婚なのに、なぜか毎晩溺愛されています~
「でしたら、きっと無下にはしないはずです。私は、物ではなく……“妃”として嫁ぐのですから」
その言葉は、自分に言い聞かせるようでもあった。
たとえ愛がなかったとしても、私はこの国の未来を信じて、進まなければならない。
それが――“聖女”と呼ばれた私の、最後の祈り。
静まり返る謁見の間に、突然響いた足音。
「俺を――姫のお共にお遣わしください!」
その声に、皆が振り向いた。
一歩前へ出たのは、包帯を巻いたままの騎士団長、ダリオ・フェルスターだった。
「ダリオ……!」
私の声がかすれる。
彼は私をまっすぐに見つめたまま、膝をつき、拳を胸にあてる。
「どうか。姫を――アナベル様を、命に代えてもお守りいたします!」
その瞳に、迷いはなかった。
私の心が熱くなる。
ダリオがそばにいてくれる――それがどれほど心強いことか。
その言葉は、自分に言い聞かせるようでもあった。
たとえ愛がなかったとしても、私はこの国の未来を信じて、進まなければならない。
それが――“聖女”と呼ばれた私の、最後の祈り。
静まり返る謁見の間に、突然響いた足音。
「俺を――姫のお共にお遣わしください!」
その声に、皆が振り向いた。
一歩前へ出たのは、包帯を巻いたままの騎士団長、ダリオ・フェルスターだった。
「ダリオ……!」
私の声がかすれる。
彼は私をまっすぐに見つめたまま、膝をつき、拳を胸にあてる。
「どうか。姫を――アナベル様を、命に代えてもお守りいたします!」
その瞳に、迷いはなかった。
私の心が熱くなる。
ダリオがそばにいてくれる――それがどれほど心強いことか。