氷の皇帝と、愛に凍えていた姫君 ~政略結婚なのに、なぜか毎晩溺愛されています~
そしてとうとう、最も恐れていた報せが届いた。
「騎士団長・ダリオ・フェルスターが、戦で重傷を負ったと……」
その言葉を聞いた瞬間、私は力が抜け、床に膝をついていた。
「ええ……? ダリオが……?」
信じたくなかった。幼いころから共に過ごしてきた、あの強くて優しい人が、倒れるなんて。
胸の奥が締めつけられ、呼吸が苦しくなった。
「もう、だめだ……」
玉座に腰掛けた父が、重々しく言葉をつむぐ。
「ダリオが傷ついたのなら、レオニスの命も危ういということだ。王太子を失えば、この国に未来はない……」
父の瞳に浮かぶ決意が、私の不安をさらに掻き立てた。
「帝国・ヴァルクレアに、和平を申し込む。」
「父上……! 本当に、ヴァルクレアに従うおつもりですか!?」
私は震える声で問い返した。あの残虐な帝国に、頭を下げるというのか。
「騎士団長・ダリオ・フェルスターが、戦で重傷を負ったと……」
その言葉を聞いた瞬間、私は力が抜け、床に膝をついていた。
「ええ……? ダリオが……?」
信じたくなかった。幼いころから共に過ごしてきた、あの強くて優しい人が、倒れるなんて。
胸の奥が締めつけられ、呼吸が苦しくなった。
「もう、だめだ……」
玉座に腰掛けた父が、重々しく言葉をつむぐ。
「ダリオが傷ついたのなら、レオニスの命も危ういということだ。王太子を失えば、この国に未来はない……」
父の瞳に浮かぶ決意が、私の不安をさらに掻き立てた。
「帝国・ヴァルクレアに、和平を申し込む。」
「父上……! 本当に、ヴァルクレアに従うおつもりですか!?」
私は震える声で問い返した。あの残虐な帝国に、頭を下げるというのか。