氷の皇帝と、愛に凍えていた姫君 ~政略結婚なのに、なぜか毎晩溺愛されています~
思わず漏れた吐息に、ルシウスの瞳が細められた。
彼は、獲物を捉える獣のような目で、私を至近距離から見つめる。
「君を見ると……泣かせたくなる。」
「……え?」
その言葉の意味を理解できずに、私は彼を見返した。
「“もう止めて”とか、“もうダメ”とか……君が俺の腕の中で甘い声をあげるところを、聞いてみたい。」
その囁きは、甘くて、残酷で――
どこか、支配するような響きがあった。
「そ、そんなこと……言えるわけないです……っ」
私は慌てて顔を覆った。
頬が火照って熱い。
彼に見られたくなくて、手のひらで必死に隠す。
でも――
「そのうち、言わせるから。」
低く、断言するような声が耳元で響いた。
まるで確信しているように。
その言葉に、心の奥がざわりと震える。
怖いのに、抗えない。
拒めないのは、なぜ――?
私はまだ知らなかった。
この男の愛は、ただ甘いだけではなく、魂ごと溶かしてしまうほど、濃く、深く、強いということを。
彼は、獲物を捉える獣のような目で、私を至近距離から見つめる。
「君を見ると……泣かせたくなる。」
「……え?」
その言葉の意味を理解できずに、私は彼を見返した。
「“もう止めて”とか、“もうダメ”とか……君が俺の腕の中で甘い声をあげるところを、聞いてみたい。」
その囁きは、甘くて、残酷で――
どこか、支配するような響きがあった。
「そ、そんなこと……言えるわけないです……っ」
私は慌てて顔を覆った。
頬が火照って熱い。
彼に見られたくなくて、手のひらで必死に隠す。
でも――
「そのうち、言わせるから。」
低く、断言するような声が耳元で響いた。
まるで確信しているように。
その言葉に、心の奥がざわりと震える。
怖いのに、抗えない。
拒めないのは、なぜ――?
私はまだ知らなかった。
この男の愛は、ただ甘いだけではなく、魂ごと溶かしてしまうほど、濃く、深く、強いということを。