愛しのマイガール
その言葉に、胸が締めつけられた。
るりは俺のせいで——俺のために、自信をつけようと、焦っていた。
そのために、限界まで自分を追い込んで。それを超えても無理をして、それでも立ち上がって。
ようやく声にした本音が、「ごめんなさい」だなんて。
胸の奥がぎゅっと掴まれるのを感じた。
支えたい。
その言葉は、俺のためだった。
俺の傍にいられるように、俺に“ふさわしい”女性になろうとして、この子は自分を追い込みすぎて──今、こんなふうに倒れている。
守りたかった。
誰よりも、どんなことがあっても、俺だけは。
けれど俺の本音は、るりが自分の足で立とうとする姿を……どこかで怖がっていた。
“俺の手を必要としなくなるかもしれない”
“守られなくても歩ける誰かになるかもしれない”
そんな想像に、理由のない寂しさを感じて、目を逸らしていた。
自分でも情けないほど、子供じみた感情だった。
なのに、その曖昧な距離感の中で、
あの子がどれだけ無理を重ねていたか──今さら、痛いほど分かった。
俺の「守りたい」は、きっとどこかで「閉じ込めたい」にすり替わっていたんだ。
支えるどころか、足を引っ張っていた。庇護の名を借りて、あの子の歩幅を縛っていた。