契りの花嫁 ~冷たい夫が、私に恋をした日~
「痛かったら、言ってくれ。」

圭一郎さんの声が、かすかに低く響いた。

「えっ……?」

何が起こるのか、わからないまま問い返した瞬間――

体の奥に、鋭い痛みが走った。

「痛いっ!」

思わず叫んだ。

まるで何かが裂けるような、鈍い、熱を帯びた衝撃。

息が止まりそうになる。

「破瓜の痛みだ。……慣れれば、痛くなくなる。」

淡々と告げられたその言葉が、ひどく遠く聞こえた。

――そんなこと、言われたって……。

涙がにじむほどの痛みに耐えている間に、圭一郎さんの吐息が少しずつ荒くなっていくのが分かった。

その熱が、私の身体に容赦なくのしかかる。

「直ぐに終わる。」

そう言ったその直後、彼は私の腰に、容赦なく自分のそれを打ち付けてきた。

「――ああっ!」

衝撃と熱が、身体の奥に押し込まれてくる。

息を呑むしかできない。

痛みと混乱と、理解できない快感のはざまに浮かされながら、私はただ、彼の行為を受け入れることしかできなかった。
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