とある幼なじみカップルのラブラブな日常
挙式を行う、教会に向かう。

愛結達が向かっていると、男性の出席者数名に声をかけられた。

「新婦のお友達ですか?」

「え?あ、はい」
アミが答える。

「俺達は、二人の仕事仲間です!」
「よろしく!」

「こちらこそ」
アミが微笑み、愛結とクミエも頭を下げた。

そして男性達の視線が、愛結に向く。
「いつからの友達なんですか?」

「………」
愛結は、クミエに助けを求めるように視線を送った。

「あ、この子は中学です。
私達は、大学からですが」

「へぇ~」
「人見知りちゃん?」

代わりにクミエが答えたので、男性が微笑み問いかけた。

「あ…耳、聞こえないんです。
なのでもしお話されるなら、後からスマホのメモとか使ってくれますか?
今からは、スマホ使えないから」


「――――――やっぱ、さすが愛結ね(笑)」
「大学ん時も、大彌くん大変そうだったもんね(笑)
必死に牽制してた」

教会に着いて、挙式が始まるのを待ちながら、アミとクミエが小声で話す。

《何の話?》
そんな二人に首を傾げ伝える、愛結。

アミとクミエは、揃って《愛結が可愛すぎって話》と笑った。

「……//////」

《そういえば、大彌くんは何処にいるの?》

《近くのゲームセンターで時間潰すんだって》

《そうなんだ。
私、てっきり一緒に出席するのかと思ってた!》

《友香が“悪いけど、それだけはやだ!”って。
もちろん嫌ってるわけじゃないんだけど、なんか二人って合わないっていうか……》
困ったように笑う、愛結。

「あー(笑)」
《なんか、喧嘩友達みたいな感じだったもんね…》

《“愛結がいるから”二人は仕方なくって感じだったかも?》

アミとクミエの言葉に、愛結は苦笑いをするのだった。


それから挙式を終え、披露宴に向かった。
披露宴も、笑いと感動に包まれながら滞りなく進み………

司会者が「ではここで、一通の手紙をご紹介させていただきます…!」と紹介した。

友香と新郎のケンタが、司会者を見る。

「こちらのお手紙は本日もご出席くださっている、新婦・友香さんのご友人・入野 愛結様よりお預かりしたお手紙です。
入野様は、聴覚障がいを持っていらっしゃるため、自分で読むことが出来ないので、代わりにと私がお預かりしたものです。
では、僭越ながら……私が代読させていただきます!」

司会者が友香とケンタに頭を下げ、手紙に目を向けた。
そしてアミとクミエが、愛結に知らせる。

《今から手紙読むって!》

愛結も頷き、司会者を見つめた。


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