とある幼なじみカップルのラブラブな日常
一方の大彌。
仕事を終え、愛結に帰る連絡をしようとスマホを取り出した。

すると、愛結からメッセージが入っていた。
【お疲れ様!
今、ゆかとけんたさんが、お祝いのお返しに家に来てるの♪
夕ご飯一緒しよって!】

「友香か……」
ポツリと呟く、大彌。

(めんどくさいな。
あいつ、いちいち突っかかってくるからな。
でも愛結からすれば、大切な親友だし…
そう簡単に邪険には出来ないよね)

【わかった。
とりあえず、今から帰るよ!】
大彌が返信すると、すぐに愛結から“了解”と“ありがとう”のスタンプが届いた。

足早に自宅マンションに帰り、鍵を開け(必ず家にいる時は内鍵をかけさせている)玄関ドアを開けるとタイミング良くリビングのドアが開いて、愛結が顔を出した。
そして微笑み《おかえりなさい!》と伝えてきた。

《ただいま!
良く気づいたね!》

音が聞こえない愛結は当然、声を掛けるまで大彌が帰ってきたことを気づかない。

《友香が教えてくれた》
愛結は微笑み、大彌の方へ両手を広げて駆け寄った。

大彌も両手を広げ、抱き締め合う。
頬を擦り寄せると、愛結が見上げて微笑んできた。

あぁ…ほんと、可愛すぎる……!

大彌がいつもの合図をする。
自分と愛結の口唇をトントンと指で叩くと、照れたように笑って愛結が目を瞑った。

キスをして、大彌は愛結の頬や首にも啄むキスを繰り返した。
愛結の甘い吐息が漏れて、劣情を煽られる。

好きで、好きで堪らない。
この世に、愛結がいれば何もいらないくらいに……

夢中でキスを繰り返していると、愛結に押し返され《ダメ!!》と鋭い視線を送られた大彌。

《友香とケンタさんが待ってるの。
今はダメ!》

《うん、ごめん》
肩を竦めて謝罪する、大彌。

《行こ?》
愛結に手を引っ張られ、リビングに向かった。

「あ、おかえり」
「お邪魔してます!」
ぶっきらぼうな友香と、微笑み頭を下げてきたケンタ。

(二次会で少し話した程度だけど、友香にはもったいないくらいの爽やかな男だな。
てか、友香みたいな猿のどこが良いんだろう。
…………まぁ、僕には関係ないけど)
それを見ながら、大彌はそんなことを考える。

「で?
何食べに行くの?」

「○○って居酒屋。
今年出来たばっかで、美味しいらしいし」
友香がスマホ画面を見せながら言う。

「居酒屋?
愛結はあんまり酒飲めないんだけど。
てか、友香も知ってるよね?」

呆れたように大彌が言った。


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