神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
そして扉の向こうから、婚礼の合図が鳴る。

レオは手を差し出して言った。

「さあ、行こう。未来は、君と共に。」

私は頷き、彼の手を強く握った。

そして、一緒に歩き出した――永遠に続く、ふたりの道を。

そして、厳かな神殿の中。

高い天井から光が降り注ぎ、まるで神々が見守っているかのようだった。

玉座には、国王と王妃。

神殿の中央で、私たちは向かい合って立っていた。

「では、誓いの言葉を。」

神職の澄んだ声が静かに響いた。

レオは私の手を取り、金色の瞳で真っ直ぐに私を見つめた。

「私、レオナルト・ヴァレンティスは、エミリア・セラフィーネを妻とし、これを敬い、支え、一生愛しぬくことを誓います。」

その言葉に、胸が熱くなった。

ああ、ようやく――この瞬間が来たんだ。

神職が、静かに頷いた。
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