影の妻、愛に咲く~明治の花嫁は、姉の代わりだったはずなのに~
「はぁはぁ……」

誠一郎さんは私を抱き寄せた。

「まさか、ここまでしてくれるなんて。」

誠一郎さんの欲情のキス。

それでまだ終わらない夜を感じた。

「もっと、誠一郎さんを悦ばせたい。」

私は誠一郎さんの上に肌を重ね合わせた。

「上手くできるかしら。」

「梨沙、どこで覚えたんだ?」

「えっと、軍三郎さんが……」

「あの、エロじじい!」

誠一郎さんは何故か悶えている。

「軍三郎のことは忘れろ。今夜で全部、俺の色に染めてやる。」

すると誠一郎さんが腰を動き始める。

「ああ……」

こんな愛され方もあるんだ。

突き上げる快感。

「ほら、梨沙も動いてみる?」

私は小さく頷くと同じように動いて見た。

「ああ、いいよ。梨沙。」

「気持ちいい?」

問いかける私の声に、誠一郎さんは優しく頷いた。

「梨沙に愛されているって……身体の奥まで伝わってくる。」
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