地の果てに咲く花2

右からパパ、ママ、兄さん、雷稀兄(らいきにぃ)秋真(しゅうま)、お兄ちゃんで私って感じかな。

椅子に座り、手を合わせる。

「いただきます」

パンに苺ジャムを塗り塗り。

ぱくっとかじって食べ進める。

ちらっと横を見ると、雷稀兄が居眠りをしていた。

え……⁇食事中に……⁇

起こすか迷ったけど起こそう。

「雷稀兄ー。起きてー」

私の声に雷稀兄はビクッと起きて、寝てたのを知らなかった皆は雷稀兄をぱちくり見た。

雷稀兄は眠そうな目で、髪をかいた。

最近こーゆーことあるよねー。

疲れてるのかなあ?

「雷稀大丈夫?」

ママが心配そうに、雷稀兄の額に手を当てる。

「大丈夫」
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