世界でいちばん長い夜
グラスをテーブルに置くと、改めて私の全身を見ている。何だか恥ずかしい。おまけに洗濯まで……。下着をネットに入れといてって言われたから入れたけど……
まさか本当に洗濯してくれると思わなかった。
「わあっ、洗濯までさせてしまってすみません!」
私は深々と頭を下げる。そんな私をクスクスと笑いながらダイニングテーブルの上に置いていたドライヤーを手にすると、ブラシと一緒に洗面所へと戻しに行った。
洗面所から戻ってくると冷蔵庫の中にミネラルウォーターをしまい、代わりに缶酎ハイを取り出した。
「飲み直すだろう?」
私に手渡されたのは、サイダー味の缶酎ハイだった。
土屋さんの手には缶ビールが握られている。
「本当は素面で抱きたいけど、きっと緊張してるだろうから、アルコールで勢いつけてみる?」
私の顔を覗き込みながら、リビングスペースに置いてあるソファーに誘導される。抵抗なんてできるはずがない。
私の隣に座った土屋さんはテレビのリモコンを手にすると、スイッチを入れた。
肩が、腕が、足が、私に触れている。二人掛けでも余裕のあるソファーなのに、私と土屋さんの間の距離はない。
テレビ画面には報道番組が映し出されている。ニュースキャスターが今日あった出来事をダイジェストで語っているのを並んで眺めているものの、一向に内容は頭に入らない。
「緊張してるんだね、可愛い」
土屋さんはそう言って缶ビールを飲みながら私の手を握る。
改めてここに来てこうしてくつろぎの場でふと我に返った。
まさか本当に洗濯してくれると思わなかった。
「わあっ、洗濯までさせてしまってすみません!」
私は深々と頭を下げる。そんな私をクスクスと笑いながらダイニングテーブルの上に置いていたドライヤーを手にすると、ブラシと一緒に洗面所へと戻しに行った。
洗面所から戻ってくると冷蔵庫の中にミネラルウォーターをしまい、代わりに缶酎ハイを取り出した。
「飲み直すだろう?」
私に手渡されたのは、サイダー味の缶酎ハイだった。
土屋さんの手には缶ビールが握られている。
「本当は素面で抱きたいけど、きっと緊張してるだろうから、アルコールで勢いつけてみる?」
私の顔を覗き込みながら、リビングスペースに置いてあるソファーに誘導される。抵抗なんてできるはずがない。
私の隣に座った土屋さんはテレビのリモコンを手にすると、スイッチを入れた。
肩が、腕が、足が、私に触れている。二人掛けでも余裕のあるソファーなのに、私と土屋さんの間の距離はない。
テレビ画面には報道番組が映し出されている。ニュースキャスターが今日あった出来事をダイジェストで語っているのを並んで眺めているものの、一向に内容は頭に入らない。
「緊張してるんだね、可愛い」
土屋さんはそう言って缶ビールを飲みながら私の手を握る。
改めてここに来てこうしてくつろぎの場でふと我に返った。