彼がくれたのは、優しさと恋心――司書志望の地味系派遣女子、クールな弁護士にこっそり愛されてました
「最期の時も、迷惑はかけないようにしてあるから。民間にあるの、そういうことのお世話をしてくれる会社が。どうかな、莉々ちゃん。私もこのお家、素敵で大好きだし、莉々ちゃんと一緒に――、ううん、莉々ちゃん以外の人たちとも一緒に暮らせるのって、わくわくする」
とつとつと語りながら上目遣いに私を見る塚本さんの目は真剣で、心細そうで、胸がぎゅっとなった。
私は一晩考えた。
そして翌朝。
いつもより三十分早く出勤し、まだ香奈ちゃんが出勤していないのを見計らって、彼女の席の奥にある雨宮先生の執務室のドアをノックした。
これまでほとんど個人的に話したことがなく、しかも仕事には容赦なく厳しいと評判の雨宮先生に相談するのは、正直とても緊張する。
だが、ここは思い切って聞いてみるべきだ――私はそう思った。
とつとつと語りながら上目遣いに私を見る塚本さんの目は真剣で、心細そうで、胸がぎゅっとなった。
私は一晩考えた。
そして翌朝。
いつもより三十分早く出勤し、まだ香奈ちゃんが出勤していないのを見計らって、彼女の席の奥にある雨宮先生の執務室のドアをノックした。
これまでほとんど個人的に話したことがなく、しかも仕事には容赦なく厳しいと評判の雨宮先生に相談するのは、正直とても緊張する。
だが、ここは思い切って聞いてみるべきだ――私はそう思った。