彼がくれたのは、優しさと恋心――司書志望の地味系派遣女子、クールな弁護士にこっそり愛されてました
「どうぞ、上がってください」
「ああ。じゃ、お邪魔します」
「莉々―? 先生、いらっしゃったの?」
雨宮先生が靴を脱いだその時、家の奥から母の声がした。先生が来る時間は伝えてあったのに、庭仕事に没頭していたようだ。
「いらしたよー!」
私が答えると、ばたばたと物音がして、リビングのドアが開いた。そうして出てきた母は、雨宮先生を見ると、目をぱちくりとしばたたかせた。
「……あら……ごめんなさい。とてもお若いから驚いて。初めまして、莉々の母です。莉々がいつもお世話になっております。今日はわざわざ、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ莉々さんには大変お世話になっておりまして。きれいな仕事をしてくれるので、とても助かっています」
母が丁寧にお辞儀をすると、雨宮先生も頭を下げた。
そんな二人の横で、私はまた不思議に思った。
仕事で先生の役に立ったことなんて、あったっけ。ああそうか、社交辞令だ。
「じゃあ早速だけど、家の中、見せてもらっていい?」
「はい、もちろんです」
「ああ。じゃ、お邪魔します」
「莉々―? 先生、いらっしゃったの?」
雨宮先生が靴を脱いだその時、家の奥から母の声がした。先生が来る時間は伝えてあったのに、庭仕事に没頭していたようだ。
「いらしたよー!」
私が答えると、ばたばたと物音がして、リビングのドアが開いた。そうして出てきた母は、雨宮先生を見ると、目をぱちくりとしばたたかせた。
「……あら……ごめんなさい。とてもお若いから驚いて。初めまして、莉々の母です。莉々がいつもお世話になっております。今日はわざわざ、ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ莉々さんには大変お世話になっておりまして。きれいな仕事をしてくれるので、とても助かっています」
母が丁寧にお辞儀をすると、雨宮先生も頭を下げた。
そんな二人の横で、私はまた不思議に思った。
仕事で先生の役に立ったことなんて、あったっけ。ああそうか、社交辞令だ。
「じゃあ早速だけど、家の中、見せてもらっていい?」
「はい、もちろんです」