彼は高嶺のヤンキー様11(元ヤン)
船越師範と後藤先生の電話はすぐに終わった。
「じっくり後藤先生と作戦を練るのは、夜になってからだ。」
電話では、お互いの連絡先を交換し、『菅原凛を助ける』ということで一致したらしかった。
「凛、あんたのことは私が必ず助けるよ。泣き寝入りもさせないし、非行にも走らせない!」
「ふ、船越先生!」
「おっと、お礼を言うのはいじめっ子どもを制裁してからだよ!絶対に凛を自暴自棄に察せて、悪の道に進ませやしないからね。」
「自暴自棄にはなりません・・・。」
(ですが、ヤンキー街道はすでに爆走中であります・・・)
〔★それも暴走族の総長だ★〕
いじめのことを包み隠さず話せた(?)おかげで、気持ちは楽になった。
冷めてしまった紅茶がもったいないので飲もうとしたら、船越師範がチャイムを押してさっきの女性店員さんを呼んでくれた。
「敵は3匹から8匹に増えましたが、盗撮できなくて、かなり、イライラしてますよ♪」
「おや、ゴキブリは1匹見つければ30匹はいるというけど・・・5匹ぽっちかい?」
「店内は、5匹です。しかし、外にはあゆみが丘学園の生徒が20名ほどそろっていますね。」
「え!?そんなにもいるのですか!?」
(どんなメンツか知らないけど、どんだけ暇なんだよ中山達は!?)
「ちなみに、これが増えたゴキブリの写真です。お弟子さん、確認してくれる?」
「は、はい!」
言われて目を通せば、
「!?こいつらは――――――――!?」
外にいるのは、クラスメート全員。
そして追加の5匹も知ってる顔。
「渕上ルノアと飯塚アダムまでいる・・・!」
〔★B組勢ぞろいだった★〕