全部、俺のものになるまで
「ああ……嬉しい。君から、愛してくれるなんて」

彼の熱に包まれながら、私はそっとまたがる。

肌と肌が触れ合う瞬間、全身が震えた。

「いきますね……」

ゆっくりと腰を落とし、彼を奥まで迎え入れる。

「ああ……っ」

体内を満たしていく熱に、私の吐息も甘く乱れる。

自分から動くたび、彼の表情が苦しく、切なげに歪んでいく。

「気持ちいい……ですか?」

そう尋ねると、悠真さんは私を強く、ぎゅっと抱きしめた。

「最高だ……ああ、君の体に……飲み込まれる……っ」

彼の熱が、深くまで届いてくる。

絡みつくように私の中を掻き回しながら、彼は快楽に喘ぐ。

「……絡みつく……っ、持っていかれる……!」

苦しげな声。それでも、逃げようとはしない。

むしろ、私の中にすべてを捧げようとしてくれている。
< 14 / 105 >

この作品をシェア

pagetop