全部、俺のものになるまで
「……俺に抱かれても、文句は言えないぞ。」

低く、どこか冗談めかした声。

でも、その目は本気だった。

私は一瞬だけ迷い──そして、静かにうなずいた。

「……はい。」

その答えに、課長の表情がわずかに揺れる。

驚いていた。でも、すぐに真剣な目に戻った。

「課長に……抱かれたいです。」

自分の声が震えているのがわかった。

でも、もう隠す必要なんてなかった。

課長は、無言でバスタオルを外す。

裸のまま私の足元へと沈み、そっと唇を寄せた。

「……あっ、あっ……!」

敏感な場所に触れる熱と、柔らかな舌。

膝が浮くほど、快感が走った。

「こんなに濡らして……かわいいな。」

くすぐるような声に、体がさらに熱を帯びる。

そして、彼がゆっくりと私の中に入ってきた。

「……っ」

一気に駆け抜ける快感。

でも、痛みではなかった。

課長の動きは、どこまでも優しくて、私を気遣ってくれていた。

「……瑠奈。」

名前を呼ばれて、涙が滲む。

「こんなに……優しく抱かれたの、初めて……」

私は彼の背中に腕を回し、しっかりと抱きしめた。

心も体も──全部、包まれている気がした。
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