全部、俺のものになるまで
「……本気で抱くから。」

低く囁かれ、私はそっと頷いた。

ベッドに優しく押し倒されると、彼の指が胸をなぞり、吐息が首筋にかかる。

熱がじわじわと広がっていく。

「ゆかさんの全部、欲しい……」

彼の熱が、私の奥へと流れ込んでくる。

「ああ……」

とろけるような快感に体が跳ねた。

そっと目を開けると、陽翔が必死に動いているのが見えた。

眉を寄せて、私のためだけに悦びを与えようとする顔。

「気持ちいい……すごく……」

その言葉に、彼が安堵の吐息をもらす。

ふたりの体温が重なって、愛しさが胸いっぱいに広がっていった。

「ゆかさん……」

切なげに名を呼ぶ陽翔の声に、私は静かに首に腕を回した。

ぬくもりが愛しくて、離したくなかった。

「俺を……男として見て欲しい。」

その言葉に、私はそっと頷く。

彼の瞳が揺れていた。懇願するように、訴えるように。
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