推しに告白(嘘)されまして。
パーティー?女性の支度?
一体、2人は何の話をしているのか?
2人の会話に引き続き、首を傾げていると、千晴は私を解放した。
「じゃあ、先輩よろしく、千夏」
「もちろんですわ」
ベッドから降りた私を、千晴は何故か千夏ちゃんに預ける。
「…?」
何の情報もないまま、私は今の会話を元に考え続けた。
千夏ちゃんは、パーティーの支度をする、と言っていた。
千晴は、以前私に、パーティーがあり、人手不足だから、私にバイトを頼みたい、と言っていた。
つまり、これらのことを加味して、考えられることは一つだ。
ついにメイドの仕事をするのだ。
パーティー準備等の。
状況を理解した私は、1人で深く頷いた。
やっと、本来の目的、メイドの仕事ができるようだ。