推しに告白(嘘)されまして。



「そう、そうなの…!悠里くんのことすごく考えて選んだんだよね…!まずは悠里くんに似合うと思って、それを選んだし、機能性も重視して…。やっぱり、私の目に狂いはなかった…!めっちゃ似合うし、かっこいい!」



ついつい推しからのお褒めの言葉にテンションが上がり、たくさん喋ってしまう。
そんな私を見て、悠里くんは優しく口元を緩め、「ふふ」と、天使の笑みをこぼした。

か、かっこよくて、かわいいとか、本当に反則だ。
存在が罪すぎる。



「来年もウィンターカップがあるから当日一緒に過ごす約束はできないけど、再来年は絶対クリスマス一緒に過ごそうね」

「…っ!」



悠里くんの素晴らしさにやられていると、悠里くんからのまさかの打診がきて、思わず目を見開く。

来年どころか再来年の約束ぅ!?
そ、そんな!高校卒業しても、この関係は続くのですか!?



「お、お願いします!」



興奮する気持ちを抑えながらも、私は元気よく頷いた。

私の未来は明るいぞ!



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