片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「愛奈はいつだって、キラキラと輝いている……」
「例えば?」
「僕は規律や規範に従順だ」
「うーん?」
彼は真顔で、キリリ宣言したが……。
昨夜のセクハラ発言を耳にしてしまうとどうしてもあの姿がちらつき、同意はできなかった。
こちらが首を傾げて理解に苦しむ様子を気にする素振りもなく、圭信は当然のように話を進める。
「愛奈は決められた枠組みから外れ、強い個性を放っていた」
「まぁね? 不真面目代表だし」
「悪目立ちすることを恐れる僕達にとって、君は眩く光り輝く宝石だ」
「磨けば光るダイヤモンドってこと?」
「そうかもしれない」
学生時代に私の校則違反を改善しろと毎日のように指摘をしてきたのは、ずっと風紀委員長の仕事の一貫としてだと思っていた。
だが、どうやら違ったようだ。
「だが、君をこれ以上魅力的な女性にするわけにはいかなかった」
「なんで? キラキラ輝くのはいいことじゃん」
「僕以外の人間に、その輝きを穢されては困るからだ」
「えぇ……?」
「僕は君を、守ると決めた」
圭信は私を独占したくて、周りの男達を牽制するために声をかけてきたらしい。